SDRトランシーバー PORTSDOWN/LANGSTONE
Langstone Harbor Portsdown Harbor
Portsdown4 でDATV
Portsdown4でDATVを使うための、3つの準備が必要です。
1 カメラを用意する。
Windowsのzoomなどで使用する WebCam がお勧めです。以下のURLに、対応するWebCamが記載されてます。
https://wiki.batc.org.uk/Portsdown_Webcams
Logitechの C920シリーズがお勧めです。
2 MiniTiouner(受信部)の増設
DATVを受像するために、MiniTiouner(MiniTuner)と呼ばれるハードウェア(チューナー)が必要です。下記のURLに説明があります。
https://wiki.batc.org.uk/MiniTioune
これは、WindowsでDATVを受像するためのチューナーですが、Portsdown4もこれを使用します。
BATCのオンラインショップ(下記URL)から、基板、チューナーとパーツの一部が入手できます。
https://batc.org.uk/shop/322/
但し、購入するためには BATC のメンバーになる必要があります。一番安いメンバーシップは
Cyber Member で一年間 8ポンド(約1200円)です。まずはメンバーになってから注文します。
メンバー入会のURLは https://batc.org.uk/shop/cyber-membership/
3 Pluto SDRの firmwareを F5OEO firmware バージョンにアップデートします。
下記URLから ファイル File:FIRM2101RC.zip をダウンロードします。
https://wiki.batc.org.uk/File:FIRM2101RC.zip
ダウンロードが終わったら解凍ソフトで解凍します。出来上がったファイル名は
pluto.frm
となります。これがF5OEOバージョンのFirmwareです。 注意! これはAnalog Devices社のUpdate版のFirmwareではありません。
次に以下の方法でPlutoの FirmwareをF5OEO版に書き換えます。YouTubeにAdalm Pluto SDR Tutorial: Firmware Updateという動画 があります。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=NW7p7rib_rQOriginal
字幕:英語=>日本語で、日本語の字幕表示が可能。再生速度:0.75にすると聞きやすいです。
なお、Firmwareを書き換えると、Plutoの上限周波数の設定(6GHz)がもとに戻ってしまいます。
以下などを参照して、上限周波数を 6GHz に設定しなおしてください。
http://www5.wind.ne.jp/ja1syk/pluto/pluto-index.html
Portsdown4 で DATV使用時のブロックダイアグラム
Portsdown4が使用できる周波数幅
送信 50MHz から 4100MHz
受信 144MHzから2450MHz
Portsdown 4の他の機能 A BandViewer
Portsdown4のDATV以外の機能として、70MHzから30GHzまでのBandViwerというある周波数の+-50MHzの幅の信号を見る機能があります。この機能はPlutoのF5OEO版バージョンアップ無しで使えます。Portsdownのメニュー画面からM2を押して画面を切り替えてBandViwerのボタンをクリックして下さい。
Band Viewer で24.020MHzの信号を観測 右上にマーカーの周波数とレベル
Portsdown 4の他の機能 B Signal Generator
Portsdown4のもう一つの機能に 信号発生器 の機能があります。この機能もPlutoのF5OEO版バージョンアップ無しで使えます。Portsdownのメニュー画面からM2を押して画面を切り替えて、Sig Gen ボタンを押して下さい。
本機で発生した435MHzの信号でIC-705のSメーターをチェック。 -50.5dBmの信号レベルを発生して40dBのATTを挿入して IC-705のアンテナ端子に接続。写真の様にメーターがS9を示しました。同様にIC-9700のアンテナ端子に加えてもS9となりました。